【超古典】 第2章(1)
◆ 今回の重要単語
137 したたむ
138 うるさし
139 うるせし
140 うしろみる
文化祭まで残り二週間を切った。
「したたむべきことの多きかな(準備・処理しなくてはなら
ないことが多いことだなあ)」
奈美は、休み時間のたびに、
「いとうるさし(たいそうわずらわしい)」
と、こぼしながらも、いくつもの書類を作り上げては、
教員室と生徒会室を走りまわっている。こういうときの奈
美の事務能力・調整能力のうるせきやう(巧みで気が利く
様子)には、いつも目を見張る。他の参加団体との時間調
整については、弘樹が持ち前のお人よし能力で、こちらも
うまく処理してくれた。
淳一と私はビラやポスター作成といった広報担当だった。
瞳がいたのも大きい。後輩達にも、瞳を通じて、口コミ情
報が広がっているようだ。
難題だった騒音対策・近隣対策については、高橋校長と
優介先生がうしろみたまひしことによりて(世話をしてく
ださったことによって・後見人になってくださったことに
よって)、はかばかしう進みたり(しっかりと進んでいる)。
一番、うしろめたき(気がかりな)ことは、ライヴの演
奏そのものだった。
⇒本書81ページ
(今回の重要単語の詳しい説明は、本書の80ページにあります。)
