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【超古典】 第1章(30)


◆ 今回の重要単語

  117 さらに
  118 むげ
  119 わりなし
  120 せめて




 信号は青に変わったが、四人とも足を止めていた。
 私は小さく叫んだ。
さらにこそ信ぜられまったく信じられない)」
 一つ言葉にすると、もう止まらなかった。
無下にわりなしひどく訳が分からない)。ドラムなどえ
叩かず
ドラムなんて叩けない)。さやうなること、つゆ知
らず
そんなこと、少しも知らない)。せめてさそひしか
無理に誘ったのか)。無下のことなり最低・最悪
とんでもないことだ
)」
 淳一が首を振った。
愛こそ、無下のことを言へ愛こそ、ひどいことを言う)。
瞳ちゃんなりに考えたことだ」
 私は、淳一を睨んだ。涙がこぼれそうだった。
「瞳のドラムなんて、さらにあり得まったくあり得ない)。
をこがましきことなり馬鹿らしいことだ)」
「瞳ちゃんの、ドラム、聴いてから言えよ」
 淳一が信号の先を見て言った。点滅し始めた歩行者信号
の向こうで、瞳が立っているのが見えた。



しか…… 過去の助動詞「き」の連体形「し」に疑問の係助詞「か」
     がつづいたもの。「〜たのか」



⇒本書69ページ
 (今回の重要単語の詳しい説明は、本書の68ページにあります。)





プロフィール

《作者》
神田 邦彦

 開成高等学校教諭。
 執筆した主な参考書に『中学総合的研究国語』『超スゴ速古典文法50』(いずれも旺文社刊)があり、そのレベルを超えた専門的な内容と、参考書の常識を超えた面白さで、読者の圧倒的な支持を得ている。
 また、「榊邦彦」という筆名で作家としても活躍。 主な著書に『100万分の1の恋人』『もう、さよならは言わない』(いずれも新潮社刊)があり、『100万分の1の恋人』は、台湾・韓国でも翻訳出版され、好評を博している。

《作者の本》
絶賛発売中!

古文単語ミラクル396
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超スゴ速 古典文法50
『超スゴ速 古典文法50』

《インデックス》

はじめに

第1章
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主語の省略は怖くない

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